Column
新しいもの、トレンドに順応する本当の意味。
時代に合わせるのも一種のおもてなし
10年ほど前の話ですが
わたしは、当時使っていたガラケーが可愛くて気に入っていたので
周囲が徐々にスマホに機種変していくのを横目に
頑なにガラケーを使い続けていたのですよ。
飲み会に行くと、10人中わたしだけガラケーで
アドレス交換しにくいから携帯替えなよ！と
友人に怒られることもありました（笑）
意外と、新しい物好きのようで
古きよきものが好きでしてね。
みんなが使っていないという理由で
使えなくなってしまうことも
しかし、その後は、ガラケーにネットがどんどん対応しなくなってしまったため
泣く泣くガラケーをやめてiPhoneを買いましたが（笑）
本当は、いまだにタッチパネルが嫌いで
あのボタンを押す感覚、折りたたみの方が
使い慣れていて好きなんですけどね…
（ボタン付きスマホ、発売されないかなぁ）
サイトを今風にする意味
ところで、たまに
10年以上前に作ったんだろうなぁ！という
古めかしいサイトをお見掛けします。
いつ作ったか、というのは、どこかに書いてあるのではなく
デザインや内部的な構造を見ると
大体いつ頃流行った作り方やデザインかが、なんとなくわかるものなのです。
わたしは時々、
そういったサイトを新しくするおつもりはないか
さりげなく聞いてみることをするのですが、
意外と、そういうサイトのオーナーさんに限って
「今のサイトで満足しているから、新しく変えるつもりはない」
という方も多いのですよね。
もちろん、サイトに限らずですが
一度作ったものを長く大切に使われているのは
素晴らしいこと。
また、長く使い慣れているからこそ
他人に手を入れられることによって、
（今不自由なく使えているのに）使いにくくなるんじゃないか
という心配もあるかもしれませんね。
「今の人」は使いやすいか？
しかし、
使う側になった時を考えると
「あるある！」と思っていただけるのではと思うのですが…
スマホで観たときに、
パソコン用のレイアウトのサイトが出てきて
「ちっちゃ！！」と思って指で拡大して
読むところをぐいーんと移動させながら読んだり
申込ボタンを押すのに
指で押せるように、一回一回拡大したり（笑）
サイトを開いたとき、最初に目にする
トップページのメインの画像が
「この画像を読み込むには○○が必要です」
って書いていて読み込めていなかったり。
もしかすると、デザインが明らかに古い場合
「今も営業しているのかな…？」と
疑いの気持ちを持ってしまうことも、あるかもしれませんね。
WEB制作者は
現代の端末に合わせて作っています
スマホとパソコンでは画面のサイズが全然違いますし
マウスを使うか、指で押すか。という、使い方の微妙な違いもあります。
実は、WEBを作る側は
そういった、スマホやタブレット、パソコンといった
見る画面のサイズや端末の違いも毎回考慮して作っているのですよ～！
まとめ：時代に合わせた使いやすさも
お客様への一つの配慮
ということで、もちろん
「自分のあり方を変えない」という一貫性が大事なのも共感しますが
自分がそのままでいても、外側のテクノロジーや
いわゆる一般の人たちが使うツールは
年単位で見ると、確実に変わっています。
ですから、ある程度
「時代に合わせた使いやすさ」に適応するというのも
一種のおもてなしだと、わたしは考えています。
ホームページを新しくリニューアルする理由って
見た目をかっこよくすることだけではなく
「今の人（＝今を生きる人、必ずしも若者とは限らない）」の使いやすさ
を考えた配慮ともいえる、ということですね◎
リアルのお店でも
- 料理のメニューがなくて
何が食べられるかわからない - 佇まいはかっこいいんだけど
横文字ばっかりで何屋かわからない - 美味しそうだけど、
席が狭すぎて入りたくなくなった - 営業しているかどうかわかりにくい…
ということがあるように、
適切な情報をわかりやすく載せて
お客さんをご案内する、という意味では
ネットも同じですね！
長く運用していると
つい、人からの使い勝手を忘れてしまいがちですが
今のホームページは、あなたのことを知ってくれた人にとって
入りやすいか、使いやすいか、わかりやすいか。
目線を変えて考えてみると
新たな気づきがあるかもしれませんよ。
