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Column

TTP(徹底的にパクる)を実践するなら
気をつけたいポイント。
コツは「徹底的にやれ」

ビジネス界隈では
「徹底的にパクる(TTP)」という方法がよく言われています。
プライベートでも、髪型や服装をすぐに真似したがる人っていますよね。

数年過去の話になった今だからこっそり書きますが、
わたしもコンテンツや制作物をパクられたことは何度かあります。

「たまたま似ているな」というケースも多いでしょうが、
真似してきた人はいずれも私の知る人なので、
「あ、自分のブランドイメージやコンテンツを意識してパクったな」というのは
言語化はしにくいですが、わかるものです。

真似されたものは
ブログの文章や、ポートレート(宣材写真)のアングル、提供内容など色々ですが
レイアウトや全体的なテイストというのは、どこまでが真似かというのを第三者に訴えにくいもの。

ちなみに、ブログに関しては、
ネタをパクるのは全く問題ないし、むしろ、面白いと思っています。
(例えば、この記事と同じく「パクリ」をテーマにして
自分なりの考えを展開するなど)
ですが、見解や主張をパクるのはNGという感じです。

パクられるのは仕方ないが
制作意図が踏みにじられ汚されることは許せない

情報がどこからでも取れる時代、パクリを完全に防ぐのは難しいもの。
真似されることは、多少は仕方ないことだと思っています。
(制作物をコピーされたら訴訟しますが)

オリジナルを生み出せず人の真似しかできない品位の低い人に構うだけバカらしいし
それ自体を騒いで取り立ててやろう、とはいちいち思いません。
私自身も、他の作品や起業家さんのアイデアを参考に取り入れさせていただくことはあります。

パクりだとわかる特徴は
何も考えずそのまま使われていること

しかし、あくまでベースのアイデアとしてお借りしたうえで、
そこに「自分に似合う何か」をプラスしたり、自分流にアレンジしたりと
そのまま横流しで使うということは絶対にしません。

明確にパクリだとわかるものの特徴として
パクリ元をなにも考えずそのまま転用している、と言う特徴があります。
深掘りもアレンジもしていないから、パクったものだけが妙に浮いているのです。

私なりに構図やデザインに意味や意志を込めて作ったものを
何も考えずそのまま使ったな、という感じでパクられ
なにも考えず、人のことを追従することしか頭にないであろう人に
安っぽく表現され、価値を毀損されたら
知人だろうと他人だろうとムカつきますよね。

誤解を恐れず言うと、
真似されるのはある程度はやむを得ないことだと思いますが
それを作った意図を、何も考えていない人に
安っぽく踏みにじられることは許せません。

真似したものが自分に似合っているか?

3歩譲って、
真似したものがその人に似合っていたり
その人らしさを表現しているのであれば、
「よかったね」で終わるかもしれません。
「たまたま似ていただけなのかも」とも捉えられます。

しかし、実際に、前述した写真の構図を真似した人は
事業コンセプトやキャラに全く合っていませんでしたし
(しかも、デザイナーではない業種なのに、
デザイナーぶって装飾の配布をしていたり…)
真似されたものが薄っぺらくてダサかったら、
元の自分のクリエイティブまで、巻き添えになって価値を引きずり下ろされたように感じてしまいます。。

これは余談ですが、
ファッションや若者言葉でも、流行が急激にダサくなって廃れる瞬間って
流行に疎い層の人(レイトマジョリティ)が、そのもの本来の良さをガン無視して
「流行っているからとりあえず的に」取り入れた時だったりしますよね。
それと同じような感覚です。
(頑張ってオシャレしようとしている人を蔑むつもりはありません。
「何も考えずとりあえず的に」取り入れられたがために、チグハグでダサくなった、ということです。)

制作者の意図や思いなんて理解していないから、
そういう薄っぺらい部分だけを安易な気持ちで真似できるし
「自分の思い」なんて元々ないから、人のアイデアをそのまま使うことしかできないのでしょう。

そんな、中身の空っぽで全然似合っていない人と「お揃い」なんて
気持ち悪いし、迷惑極まりない。

さらに、通りすがりの人がパッと見ただけでは、
私のほうがパクったと思う人もいるかもしれませんよね…

真似されても
コアの部分は盗めないし、真似できない

以上をまとめると真似されて何が嫌かというと、

  • 自分のブランドが毀損される
  • むしろ自分がパクったと思われかねない

という、自分への印象的な影響であり、
お客さんや売り上げが取られると言う心配は、意外とあまりありません。

なぜなら、表面的なものを真似されただけでは
元々自分が打ち出しているコアなコンセプトや持ち味は失ったわけではありませんし
そう簡単には真似されたり、パクられるものではありません。

それに、同業であれ他業種であれ、
パクることしかできない人は、いずれ勝手に潰れているでしょうからね。

もしそれで揺れたり去っていくお客さんがいたなら、
最初から、自分の根幹的な部分を理解されていなかった、ということなので
それはそれで自分の責任であり、表現力不足なのかなと思います。

TTPの流儀

とはいえ、
それでも人の真似をするしかない段階って、やっぱりあると思います。

または、真似したくなるくらい
良い!と思うアイデアやデザインに遭遇することもあります。

徹底的に、かつ
自分の意志をどこかに入れる

そういう時に心がけたい
TTPのポイントというか、マナーがあるとすると、

  • 真似するなら徹底的にやれ
  • 自分の個性や意志を入れろ

ということをアドバイスしたいです。

どうせパクるなら、ただ真似して
コピー元の「布教者」になるのではなく、

  1. 表面的な部分だけを真似するのではなく、
    言語化・ビジュアル化されていない本質的な部分まで徹底的に盗む。
    そのデザインやアイデアに至った背景部分まで、調べたり深掘りする。
  2. さらに、そのまま流用するだけではなく、
    自分ならではの思いや個性、意見を織り交ぜて、自分ならではの表現に昇華しましょう。

コンテンツ発信なら、
自分なりの考察やエピソードを付け加えればよいだけです。

最後に:「お揃い」が好きなら
会社員か主婦のほうが向いている

それができないなら、ただの量産型コピーコンテンツでしかないし、
インフルエンサー側ではなく、それを広めている大衆でしかないし、
後述するような、単純作業(マックジョブ)しかできないでしょう。

まぁ、それはそれで貴重な能力の一つですし、バカにするわけではありません。
むしろ、事務作業を外注したいくらいですが、
「コピー」しかできない人に、起業家を名乗る資格なんてないと思います。

個人でビジネスをすることが珍しくなくなった今、
他人のコンテンツをパクったり人に追従することしかできなかったり
学生のように、人に教えを乞うてばかりで、自己表現ができない起業家さんを見かけることも多くなりました。
「あの人と同じデザインにしてほしい!」というご要望をいただくことも多いです。

(ちなみに、そういうご依頼者様の場合、
あえて全く違うデザインを提案します。
ご依頼者さんは全く気が付いていなかった別の角度から提案して
納得していただくのが、デザイナーの腕の見せ所だと思っています)

自分に打ち出せる個性がなにもなく、
そんなに人と「お揃い」にするのが好きなら、
そもそも「あなたから買いたい」と指名される起業家ではなく
人と足並みを揃えて生きる会社員や主婦のほうが向いていますよ、ということを言いたいです。

もしくは、下請け作業のみを行う黒子的なフリーランスか、ですね。
イヤミではなく真剣に言っています。
そして、そういう人がいること自体は別に全く問題ないと思います。

ただし、そういう人になにも考えずに制作物を真似され
起業家を名乗って肩を並べられ、我が物顔で自分のものとして披露されるのは
迷惑だからやめてほしいですよね、
という思いで辛口になりましたが記事を書いてみました。

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