真価を届けるデザイン・ブランディング

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Column

デザイナーとのやり取りって、どうやればいいの?
スムーズor嫌われる対応を正直にお伝えします!

Mond Brandの制作は
デザインのご確認など制作の進行をすべて
オンラインで行わせていただいております。

ネット越しのやりとりの
不安を少なくするために

ネット通販は使ったことがある、という方でも
ネット越しに人に依頼をするとなると

  • 何を伝えたらいいのか?
  • どのように対応したらいいの?
  • 文字だけでちゃんと伝わるか不安。
    声や表情の機微がなく、伝わりにくいのではないか…

と、コミュニケーションに不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、
こんなことを伝えていただくとスムーズですよ、
こんな対応は困ってしまったり嫌がられてしまうよ
というやり取りのポイントを、
デザイナーの立場からご紹介させていただきます!

デザイナーの原価は
「労働時間」と「アイデア」

デザイナーはパソコンがあればできる仕事であり、
大きな設備投資や仕入れもほとんど必要ありません。

在庫や店舗を持つ業種の方から見ると、
原価率が低くてうらやましい…と思われるかもしれませんね。

完成しない限り
クリエイターの労働時間は延びる

しかし一方で、一人一人に合わせた仕事は
大量生産できず、模範解答がありません。

お客様が「OK」を出さない限り、仕事が終わらない、
また、たくさん作っても、どれだけ工数をかけても
納品されるものは一つです。

つまり、デザインの原価は
作り手の労働力がそのほとんどを占めますし、
それは、少なくなることもあれば多くなることもあり、一定ではありません。

デザイナーに嫌われるパターンと
ちょっとした伝え方の工夫

可能な限り制作進行をスムーズに行えるよう努めてはおりますが
それでも、人対人のやりとりである以上、予定外のことが発生することも多くあります。

それこそがオーダーメイドで依頼をするメリットでもありますので
あまり効率化・簡略化しすぎてしまうのもいかがなものかと思いますし
もちろん、ご活用していただきたいのですが
「こういうのは困りますよ」という一例と、
ちょっとした対策をご紹介させていただきますね。

3位:
見積もりの後から要望が増える

「これも(料金内で)やってほしいです」
「これもあるんですけど…」

作業内容をある程度想定して見積をお出ししていますが
当初お話していた以外のご要望や、
想定していなかった作業規模の内容を
見積をお出しした後からご相談いただく場合があります。

最初にお話ししきれなかった、伝え忘れていたということは
もちろんあり得ることですので、
ご相談いただいて大いに結構です!
また、追加でご依頼をいただくのももちろん大歓迎です。

しかし、中には
せっかく頼むからには、元を取ろう!と言わんばかりに
「あれもできますか?このパターンも見てみたいです」
と、作ってから次々と要望が派生して増えるケースが見受けられます。

「ついでにこれもやって欲しい」が増えますと、一見お得のようですが
当方は予想していた作業内容より、作り手の稼働が大幅に増えることになります。

これはなかなか言葉で線引きするのは難しいのですが、
デザインを気に入って下さったから、他にも依頼したい!とアンコールをいただいたのと、
感謝も敬意もなく、どうせなら使えるギリギリまで作り手の時間を奪い尽くそう、という
思惑の違いは、こちらにもわかるものです。

一度に複数のパターンを提案はしていません

また、ご提案するパターン数は、原則
あらかじめ契約で決めさせていただいております。

「どちらがお好みですか?」とご意見をお聞きすることはございますが
原則、1回のご依頼であれもこれも大量のパターン提案はしておらず
「たくさんの中から好きなものを選んでいただく」という方法は行っておりません。

※たくさんの中からご自身で好きなものをチョイスしたい方は、オーダーメイド制作よりも
テンプレートから選ぶ、クラウドソーシングやデザイン買取型のサービスがおすすめです。



制作料はお手頃な価格ではありませんので
せっかく頼むからには!というお気持ちも理解できますが
「人から奪って自分だけ得しよう」という考えの事業者様の発展を応援したいとか、
良いものを作って提供したい、とは思えないのが人の心です。

ポイント:
追加の依頼としてか、料金内で対応してほしいか

追加でご依頼をくださる、
こういうことはできますか?とご相談をいただくこと自体は
もちろん大いに歓迎いたします◎

しかし、お見積は
当初ご依頼いただいた作業量をもとにお作りしております。

一番最初にヒアリングの場を設けさせていただいているのは
大まかな作業量を見積もるためでもあります。

お客様の中には、ご予算にシビアな方もいらっしゃれば
過去の納品物や制作進行にご満足くださって、
追加でご依頼を下さる方もいらっしゃいます。
(ありがとうございます!)

進行中の制作物の範囲を超えたご依頼や
オプション対応となるものにつきましては
追加料金をいただくことになっても良いか、都度ご相談させていただいております。

「追加料金がかかるようであれば、やらなくていい」
「追加として別途依頼したい」
「これをお願いするなら、今依頼しているものとは別料金になりますか?」
というご意思をあらかじめお伝えいただけますと、
料金内でやってもらえると思っておっしゃっているのか、
追加でご依頼を検討してくださっているのかという
意思がこちらも把握でき、大変助かります。

お上手に伝えてくださるクライアント様もいらっしゃり
むしろ、こちらが大変勉強になることも多々ありますm(_ _)m
いつもありがとうございます…!

2位:
直してほしい時だけ連絡がくる

前述した通り、デザインのお仕事の終わりは
「お客様からOKをいただいた時」です。

時々あるのが、
「これでOKです、お願いします」というお返事が一向になく、
デザインにご納得がいかない時や、修正してほしい時だけ
お返事を下さる方がいらっしゃいます。

次の工程に進んでも良いか、念押しを含めて催促をすると
「ここを直してください」とダメ出しのお返事だけ来ることや
忙しいのかな?確認中なのかな?と思ってお返事を数日待っていると
勝手に進めてくれているものだと思われていたり。

また、ご依頼をいただいた制作を進めるために
スムーズに対応できるよう、制作に集中できるよう
別の依頼が入りすぎないように、作り手は制作ややりとりのためにスケジュールをロックします。

お返事がないまま時間が過ぎるというのは
その方のために確保した、時間というデザイナーの原価を失っているともいえます。

今のご時世柄、画面の向こうで人が手を動かしているのではなく、
ネット通販や自動販売機のような感覚の方も多いのでしょうか。
指示・命令口調だったり、黙って納品物を受け取って音沙汰が全くなくなるのも特徴的です。

あまりご満足いただけなかったのかな…と思って反省していると
「〇〇の制作をお願いします」とまたご連絡をいただきますが、
こちらもお仕事とはいえ、制作マシンにされているようであまり良い気持ちにはなりません。

ポイント:
「OK」か「NG」かお返事を下さい!

冒頭にも述べましたが、オーダーメイドの制作は
大量生産のネット通販や自動販売機とは違い、
お客様の「OK」を頂かない限り、終えられません。

また、作り手も人間ですので、
お客様がご納得してくださっているか、気に入っていただけたか…
どうお感じになられているか、ご活用いただけているかは、実はとても気になるものです。

不満に対する修正指示だけ、というのは
制作依頼というよりは、クレーム対応をしているような気持ちになってしまい
ただ機械的に間違わないように、お客様のご機嫌を損ねないようにという、
良いものとは全く異なる方向性の制作物しか生まれません。

無理にお褒めの言葉を選んでいただく必要はございませんが、
「大丈夫です」「これでお願いします」など、一言で結構ですので
大丈夫なときも、そのご意思をご返答いただけますと
作り手としては作業工程を進められて、とても助かります。
(ということを、あらかじめこちらからもお伝えしておこうと、わたし自身も学びになりました!)

「ちょっと考えたい」ももちろんOKです

また、ご依頼者様もお忙しく、
なかなかお返事ができない、忘れていたというご状況もあるかと思います。

そういったときは、
「後日改めてお返事します」「ちょっと数日考えさせてください」などお伝えいただけますと
忙しくて確認できていないのか、これでいいと思って待っているのかわかり、
こちらもとても助かります。

作り手としては、お客様が

  • これで大丈夫
  • 直してほしいところがある
  • 少し考えたいから返事を待ってほしい

の、どの状態かを知りたいです。

ご面倒であることは重々承知で恐縮ですが、
このやりとりがご面倒に感じられる方は、オーダーメイドの制作ではなく
既成のデザインテンプレート、昨今出ている生成AIやCanvaなどの描画ツールをご活用されるのがよいかもしれませんね。

1位:
作った後に要望を後出しされる

一番困るのは、
ご要望を一通りお聞きし、デザインを作った後で
「この色が好きなので、この色にしてくれませんか」
「この見本のように、写真をここに配置して」
と、ご要望を「後出し」されるパターン。

ご依頼者様のご要望やキャラクターを汲んで
最適なデザインをお作りするよう心掛けており、
そのために、最初にヒアリング面談の機会を設けさせていただいております。

もちろん、完全にお任せなら、お任せでOKです。

こだわりが特になく、お任せいただける方は
もちろん、お任せでお作りさせていただきますし
そのうえで、「ちょっと暗い感じがするので、もう少しこうなりませんか?」などという微調整は承ります!

しかし、要望なしでお任せでお作りして良いものかと思いきや
デザインを見た後で「こうしてほしかった」とか、見本を提示されたりと
根本的かつ詳細なご指示を後出しでお受けすることが時々ございます。

わたしは占い師や霊能者ではありませんから
ご要望や好みがある場合は、言語化しておっしゃっていただけないとわかりません。

それを言わずに腕試しで作らせて
デザインを見てから種明かしの答え合わせ、大量のダメ出し、というのは
制作依頼ではなくデザイナーを試させるゲームでしかありません。
バラエティ番組やスピリチュアル商材の見過ぎです。

作り直しは
商品を2つ作るということ

「デザインを見てから指示を出せばいい」
とお考えのお気持ちも理解できますが、
この場合、ほぼ1から作り直しになり
「考える→作る」という作業が2倍になります。

つまり、2つの作品をお作りしたことになります。
没にしたデザインは、他で使い回すことができず、ゴミになります。

文字の修正や、画像を差し替えるなど
細かい修正は、さほど時間がかからないものが多いですが
最初の生み出す作業は、クリエイターにとって最も労力を要する工程です。

その、「作る」という作業に
労力を要していることをご想像いただけない
まるで棚から別の在庫を出してもらうような感覚で
気軽に作り直しを依頼される方には
ご依頼をお断りさせていただいております。

ポイント:
ご要望の共有は最初にお願いします!

ご期待されておられるデザインや
理想のイメージがある場合は、
可能な限り早い段階でご共有をお願いいたします。

そのためにも、最初に
ヒアリングのお時間を設けさせていただいております。

その際にお申し出いただかなかったとしたら、
ご要望は「ない」ものとみなします。

いつ連絡したらいいの?

ところで、オンラインで活動しているフリーランスの場合、
営業時間や定休日が明示されていない方も多いですよね。

いつ連絡したらいいのだろう、
夜中や土日に連絡していいのか?
と、迷う方もいらっしゃるかもしれません。

これはフリーランスによって様々だと思いますが、
時間は基本的に、あまり気にされなくてよいと思います。
わたしの場合は、いつご連絡を下さってもOKです!

「都合の良いタイミングで連絡が取れる」のが、
メールやメッセージのメリットですからね。

平日日中じゃないと対応してくれない会社と違って、
そのあたりの対応に小回りが利くのは、フリーランスに依頼するメリットです。
(ただし、こちらからの返信も都合をみてお返ししておりますので
リアルタイムですぐお返しできるとは限りません)

個人事業では
望まないお取引を断るのもポイント

また、番外編として
当サイトに掲載しているお約束事や契約内容を全くお読みになられていないな、
と感じる方からのお問い合わせをいただくことが時々あります。
(サイトに明示している価格とは明らかに乖離したご予算を提示される、
たくさんパターンを作ってくれるものだと思っていた、など)

Mond Brandでは、ご新規のご依頼をされる際は、
知人でもご紹介者様であっても例外なく、
当サイトをお読みいただいてからお申込み下さるようお願いをしており
明らかに何も見ていないなと感じた依頼はお断りしています。

一般的な個人デザイナーの中では、ルールが多く
ご面倒な印象を抱かれてしまうかもしれません。

「例外を許す」のは
ルールを守れない人を特別扱いするということ

ルールにも意図があったうえでご協力をお願いしています。

「このくらい良いでしょ」という過大な要求や例外を許すことは、
理解やマナーのない人を特別扱いすることに他なりません。
そしてそれは、今までルールやマナーを守ってくださっていたお客様のご理解を踏みにじることだとも思っています。

ですので、一定の線引きを守るということは、
ご愛顧いただいている既存のお客様を大切にし、気持ちの良いお取引を守ることにもつながります。

実際、過去に規約を無視して
どうしても!という依頼を例外的にお受けした事例もありましたが、
やはりその後も一方的な要望や、規定を超える修正依頼を重ねたうえ入金をゴネるなど、
良いお取引をすることはできませんでした。

お金を頂いたとしても、イコール
クライアント様の召使いや部下になるわけではありません。

制作者も人間ですから、「この人のために良いものを作りたい」と思えるかどうかも
アイデアやモチベーションの源泉になります。
飲食店であれば、悪態をつくクレーマーに美味しいものを味わってほしい、
病院であれば、怒鳴って威嚇する患者に健康になってほしい、とは思えないはずですよね。

いくらプロといえど、このようなことが続くと
制作やアイデア出しにも決して良い影響は及ぼしませんので
制作リソースを守るためにもこのような線引きをさせていただいております。

相手に配慮できない人が
商売がうまくいくはずがない

相手のことを理解したり配慮することができず、
自分が得することしか考えが及ばない方が商売をしたところで
良い商品やサービスの提供ができるはずがありません。

デザイナーは、販促物を通してお客様を勝たせる仕事でもあります。
しかし、いくら良いデザインやホームページを提供したとしても
長期的な繁栄は難しいでしょう。

ルールを設けることが
ふるいになる

こうして書くと、厳しいように感じられるかもしれません。

しかし、こうして明確な基準を設けて線引きし、
「こうしてもらえると助かる」という意思を明示することは
望まないお取引を断り、理想的な経営を維持するためには
どこかで必ず必要になることです。

こちらが姿勢を示すことで、
お客様側も、適度な道筋ができてふるまいやすくなります。
あるいは、明確に価値観が異なる方や、嫌悪感を感じる方はあまり来なくなります。

(それでも「知らなかった」という方や、聞いてくる方が後を絶たないのであれば
提示する側の伝え方がわかりにくいということでもありますが)

補足:ご紹介した事例は
ごく稀な例です

今回は、ありがちな困るパターンをご紹介させていただきましたが、
ご紹介させていただいた例は、ごく一部のまれなパターンです。

もちろん、こういったネガティブな事例ばかりではなく、
ありがたいことに、ほとんどはとても丁寧に接してくださるクライアント様や
むしろ、中にはこちらの状況をお気遣いくださる方もおられたりと
感謝どころか日々恐縮する思いでございますm(_ _)m

あんまり厳しくしすぎると
良いお客様が離れてしまう

本記事をここまで真剣に読んで下さって、ヒヤッとした方や
良い取引関係を築こうと努めてくださっている方であれば
例に挙げたような「マナーのない方」ではないと思います。
(最後までお読みくださってありがとうございます)

提供者側の立場からは、あまり厳しくしすぎると
良いお客様や、元々理解のあるお客様のほうから
委縮して離れてしまいやすくなってしまう、ということも申し添えておきます。

こういった事例をご紹介させていただくと、
普段よくしてくださっているお客様ほど
「自分のことだったらごめんなさい」と委縮されてしまいかねないので、書くか迷いましたが、
有難いことに、実績や口コミが増えるのと比例して、表面的な部分しか見られていない方からのご依頼が増えてきたため
勇気を出して、制作者としての思いを少し厳しい言葉で書かせていただきました。

まとめ:
個人に依頼するからには
人に依頼するという誠意を

もちろん、偉そうに威張りたいわけでもなければ
やたらとマイルールを他人に強制することも、それはそれで失礼なことと心得ております。

しかし、人対人のやりとりだからこそ、
お互いに理解し尊重し合う姿勢は不可欠ですし
人間らしさありきで、お付き合いをさせていただいております。

私はクライアント様のことも、お仕事以外で出会う方も
自分とは別の、何かしらに秀でたプロフェッショナルであることに敬意を持つよう心がけております。

他にもプロのデザイナーや制作会社は沢山おりますから、
当方の運用方針を無視する、ご納得いただけない方にまで
Mond Brandのデザイン制作を選んでいただくメリットは、双方にとってないでしょう。

わざわざ気を遣うのが面倒くさい、さっさと良い感じにして納品してほしいという方は
文字をはめ込むだけのテンプレートや、生成AIなども今の時代たくさんあります。
それぞれが大切な価値観をもとに関わる相手や世界を選んでいける、
それも現代のよい点だと思っています。

「人にお願いする」姿勢があればOK

本記事の内容は、デザイン制作に限らず、
髪を切ったり、家を建てたり、悩みを相談したりと
「人に頼んでやってもらう」お仕事全般に言えることです。

また、逆にご依頼者さまのことを蔑ろにするような制作者がいれば
(何日もお返事がない、お金をいただいているのに友達のようなノリでいい加減、など)
それは逆にお客様側にも怒ったり、お取引をやめる権利があります。

デザインを発注するのは初めて、慣れていないから…と迷われた際は、
「作らせている」のではなく、「お願いしている」という根本姿勢を忘れないようにしていただければ
まずトラブルになることはありませんので、安心して扉を叩いてみてくださいね。

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