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自己紹介を次の機会につなげる
効果的な名刺を作るポイント。

お仕事をされている方であれば
必ず作るであろう、「名刺」。

最近ではオンライン化が進んでいるとはいえ、
対面でお会いした相手への自己紹介や身分証明として、
まだまだ名刺の存在意義は健在ではないかと思っています。

Mond Brandでもお客様の名刺をお作りさせていただく機会があり
「名刺によって何を達成したいか」から綿密にヒアリングさせていただいています。

今回は、名刺制作の際に外せないポイントをご紹介させていただきます。

そもそも名刺を渡す目的とは

名刺の主な役割、それは
自己紹介でしょう。

  • この人は、どんな会社に勤めているのか
  • その会社でどのくらいの地位にいる人なのか、
  • どのような仕事を担っているのか、
  • 実際にこの人に連絡を取りたい場合は、どこに連絡したらよいのか…

名刺を受け取って、相手が直接語らないような役職名などを知って
接し方や身の振り方を変える、ということもあるかもしれませんね。

あるいは、会社員だけではなく
個人でご活動されているショップオーナーやフリーランスの方でも同じで
お店の場合は、お店の紹介がメインのショップカードかもしれません。

実際に名刺を受け取ったあなたが何を見て、何を感じたことがあるかは
思い出していただけるとリアリティがあるのではないかなと思います。

名刺自体は
手軽に手に入れることができる

白い紙に肩書きを連ねた名刺であれば、
1000円程度で格安で印刷してもらうことも可能です。

また、自分で作るのが好きな方であれば、
ご自宅のプリンターで印刷できるツールもあったりしますし
究極は、100円ショップの名刺用紙に手書きでも済むでしょう。
(字に自信のある方であれば、かえって味があって魅力的かもしれません)

いずれにしても、
とりあえず的に名刺を用意することは、さほど難しくありません。

では、そのようなものでも済むものを
どうしてわざわざこだわって作るのでしょうか。

あなたが思うほど
その名刺は読まれていない

ところで、あなたが一枚の名刺を見るのに
どのくらい時間をかけるでしょうか。

おそらく、裏表をくまなく見ても
せいぜい5秒から、長くても10秒程度ではないかと思います。

名刺を見てもらえる制限時間は
「5秒」

つまり、5秒経って見てもらえなかった情報は
無いに等しいと言っても過言ではありません。

細かい文字を敷き詰めて書いていようものであれば
その「5秒」の間に面倒くさい気持ちに襲われ、
「なんか自己主張の激しい人だな」という印象だけを持ち
肝心の中身は読まない、というご経験もあるのではないでしょうか。

5秒見て気付いてもらえなかった、興味を持ってもらえなかったのであれば
「タイムオーバー」なのです。

目的は1つに絞る

特に、色々なご活動をされている方や
肩書が複数ある方であれば、
そのすべてを知ってほしい!という気持ちは
複数の働き方をしている私もとてもよくわかります。

しかし、「5秒」と限られると
伝えられる情報はそう多くはありませんので
一番知ってほしい情報ひとつ、あるいは
せいぜい2つくらいまでに絞るのがベストです。

後述しますが、そこで信頼を得られれば
自然と「他にはどんなことをしているんだろう?」と
あなた自身に興味を持ってもらいやすいですからね。

または、複数の種類の名刺を用意しておいて
シチュエーションや相手によって
名刺を使い分ける、というのも一つの方法です。

名刺で全てを伝える必要はない

よほど見てほしい想いや、紹介したい商品、
長くなってしまいそうなプロフィールや歴史があるのであれば
それは名刺にすべて書く必要はありません。

「もっと知りたい」と思ってくれた方だけに
ホームページやブログ、店舗にゆっくり来てもらえばよいわけで
狭い紙面に小さな文字を凝縮して書くよりも
表現の制約も少なく、むしろ親切と言えるでしょう。

全出ししないほうが気になってしまう心理

「続きはCMの後!」「詳くはWEBで」というお馴染みの言葉のように
全てを出さずに続きを引っ張るほうが気になってしまう、ということは
心理学的効果として立証されていることです。

名刺に全出ししてしまうと、見づらいだけでなく
名刺だけでお腹いっぱいになって飽きられてしまう可能性もあり
それはとても勿体ないことですよね。

ホームページはアクセス解析が残る

また、ホームページに来てもらえると
いつ、どのような人がアクセスしてくれたのか、
次にどのページがよく見られているか…といった行動記録が残ります。

表情やリアクションなど、目の前の生の反応とはまた違う結果になることもありますが、
こうした具体的数値は、今後のマーケティングや改善に用いることができますので
「足跡」を残すために、あえてオンラインに誘導するという考え方もあることもこっそり補足しておきます。

飽きられる前に見終わる情報量が原則

蛇腹折りや二つ折りなど、
スペースを拡張すべく工夫を凝らしている名刺も見かけますが
それはそもそも「自己紹介」という名刺の本質からは外れてしまっています。
(スタンプカードや診察券など、
別の役割を持たせているのであれば別ですが)

限られたスペースの中にすべてを詰め込もうとするのは
自己紹介の場でひとりだけ延々と自分語りを繰り広げたり、
与えられた時間を超過してまでダラダラ講義を続けるようなもので
その内容がどんなに素晴らしいものだったとしても
「自分の都合で一方的に時間を奪う人」というネガティブメッセージを与えかねません。

名刺はあくまで自己紹介のためのツールです。
その役割を第一に守ることを大前提としたうえで、
いかに限られたスペースを使って、最低限の要素だけを使って
次の行動につなげられるか、興味を持ってもらえるか
そういった行動のデザインが必要なのです。

名刺に目的を持たせる

それから、
ただ数をさばくことを目的にして名刺を配り歩いている人が圧倒的に多いですが、
その名刺からお問い合わせや次のつながりが生じたことは、
果たしてどのくらいあるでしょうか?

ただ名前と肩書きを知ってもらうだけでは
せっかく名刺交換をして、直接相手と挨拶をする機会まで得たのに
勿体なさすぎます。

あるいは、資料やパンフレット、試供品に名刺を同封することもあるでしょうが
そういった場合であれば尚更、相手は
あなた(またはあなたのサービス・商品)に少なからず興味を持ってくれている状態です。

「この人(会社・お店)をもっと知りたい」と思ったとき
公式サイトやSNSなど、次の行動をスムーズに促すことは
名刺をもらった側への親切にもつながります。

商品やサービスがなくてもいい

上記の内容と矛盾するようですが、
必ずしも特定のサイトに誘導したり、自社商品に注目してもらったりすることだけが「目的」ではなく
印象アップ・世界観の印象付けなど、目的そのものが無形ということももちろんありえます。

実際に過去にご依頼をいただいたお客様の例では
掲載する情報そのものは変えず、
また、誘導するようなサイトや商品もお持ちではありませんでしたが
これまでお使いになられていた名刺を洗練させることにより
お取引先様に信頼と品格を感じてもらう、というコンセプトで制作に携わせていただいたこともございます。

これは、ご依頼者様のご実績ありきで功を奏した例ですが
そういった、本気度や貫録を相手に印象付けるという目的であっても
長期的には次のお仕事に結びついたり、お仕事の単価が上がったりすることもありえますし
名刺は大きな役割を果たします。

ひとたび気になれば
相手が自ら探してくれる

手前味噌で恐縮ではありますが、
当サイトには、私の名前で検索し訪問して下さるアクセスが一定数あります。

受注に直結しない、友人や過去の同僚などの身内もいるででしょうが、
いずれにせよ、(有難いことに)興味を持って自ら探してくれている人がいるということです。

つまり、何かしら相手の心に残り
「気になる」「もっと知りたい」と思ってもらえたとすると
相手自ら探したり調べて来てくれるということもありえるのです。

本気になれば、人は行動します。
たとえ情報が多少不足していたとしても、
そこに強く惹きつける要素があれば、相手から探してくれます。

その「行動」を促すことができれば、
行動をせざるを得ない強いインパクトを残すことができれば
名刺の役割としては大成功なのです。

まとめ:
自己紹介を次につなげるために
意味ある名刺づくりを

たかが手のひらサイズの紙。
ですが、ビジネスマンが当たり前に持っているものだからこそ、差がつきやすいものでもあります。

  • 名刺交換の目的を定めましょう
  • あなたを伝える制限時間は5秒
  • 「インパクトを与える」「印象を定着させる」も
    立派な目的になりうる
  • 探された時の拠点づくりも忘れずに

名刺交換に目的を持って作ることで
数か月後、数年後に得られるものは変わってきます。

この機会に、実現したい目標を見直して
名刺を刷新されてみてはいかがでしょうか。

目的を叶える名刺の
制作を承っております

Mond Brandでは、
名刺の制作を承っております。

ご依頼者様のご要望や個性に応じた
箔押しや型押し、特殊用紙などの加工も対応可能です。

名刺をお渡しする状況から逆算し、デザインのみならず、
名刺を受け取った方に望むアクションから一緒に考えてみませんか。

★ 名刺の制作料金・制作依頼については
こちらのページをご覧ください。

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